FEVEREIRO

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早いもので今日で二月も終わり。
僕は元気でやってます。

今年は例年より寒さが厳しかったような気がします。
寒い夜が続くとふと、遠い地球の裏側の真夏の国に想い馳せたりします。

またいつか行ってみたいなあ。

というわけで久し振りの今日の一曲。




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Aquarela do Brasil

Caetano Veloso,
Gilberto Gil & João Gilberto

Album『 Brasil』(1981)










〜Corcovado Sky〜

2月、僕は長い空の旅に出た。
成田からロサンジェルス、サンパウロを経由してリオ・デ・ジャネイロ空港に降り立つ。
しばらく車に揺られて憧れのイパネマの街へ。
やっと着いた海沿いのホテルの屋上からレコードのジャケットと同じ景色が広がる。
「はるばる来たぜ、イパネマ」ジーンとした。
そして海を背にすると、そう遠くもない距離で山が見える。

「あれはひょっとして」
コルコバードの丘には、標高約710mの岩山のてっぺんに街を見守るように立つ大きなキリスト像がある。
ブラジルの独立100周年を記念して立てられたものだ。
夕暮れのホテルから眺めたそれは、紛れもなくコルコバードの丘だった。
夜になるとキリスト像がライトアップされてとても神秘的だ。

翌日の朝、僕は真っ赤な登山電車にゴトゴトと揺られてその山の頂上を目指した。
木漏れ日の森を抜けるにつれて、あちこちでブルメリアや椰子が僕を迎えてくれる。
少しひんやりとした山の空気。木々からしたたる朝露の匂い。
なんと風光明媚な景観であろう。
そして高度があがるにつれて、車窓越しにリオの絶景が飛び込んでくる。
一斉に乗客の歓声が上がる、僕も思わず「オーッ!!」と声を上げた。
二十分ほどの登山電車を降りてしばらく階段を上がると予想以上に大きなキリスト像と対面した。
「日本から来たピアノ弾きです、お会いできて光栄です」と心のなかでご挨拶。
そしてゆっくりと展望台へ歩いた。
見渡したその景色はとても言葉にできないものだった。
ただただ昔から想いを馳せた地に今自分が立っているんだ、そう思うと感激で胸がいっぱいになった。

コルコバードの丘を吹き抜ける風に、ジョビンの歌が聴こえた気がした。


〜JET SYREAM のHPに掲載されたコラムより〜



二月 二十九日  妹尾 武
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by senoo1969 | 2008-02-29 21:50 | 今日の一曲

拝啓 初夏の候、セノオタケシです。2017年6月以降よりFBをメインに日々の出来事を綴っております、よろしくお願いします。


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